外壁塗装の前段階で必要な補強工事

外壁塗装の前段階で必要な補強工事

外壁塗装をするとき、現場に仮設足場の部材が搬入される、それを組み立てて養生を設置する工程が最初に行われます。この後は、高圧洗浄や外壁および外壁に付随する箇所の補強工事、窓ガラスや換気扇、エアコンの室外機など塗料が飛び散ると困るような箇所へのマスキングなどを行い塗装が行われることになります。外壁塗装は、足場の設置から作業完了後の解体工事までの一連の流れを指しますが、実際の塗装作業が行われるまでの間は下地をきれいに整えたり損傷している箇所の補強工事などが工程に含まれます。最近の住宅はサイディングボードを使った家が多くなっていますが、サイディングボードは大きなパネルを繋ぎ褪せて外壁を形成していて、繋ぎ目にはコーキング材が撃ち込まれています。施工直後は適度な粘着性や柔らかさがありますが、紫外線などの影響で日々劣化して来るので外壁塗装を行うときにはコーキングの打ち直しなどの補強も欠かせない作業の一つに含まれます。

外壁塗装の品質アップに欠かせない事前の修理

外壁塗装に対して、文字どおり外壁に塗料を塗る作業をイメージする人が多いです。もちろん、それが中心的なプロセスであることに間違いはありません。しかし、そこに至るまでに幾つかのステップがあることも確かです。外壁の洗浄もその一つですが、何よりも重要なのはしっかり修理しておくことです。大抵の場合、塗料が剥がれ落ちる時期には建築資材にも痛みが目立つようになっていうます。それを覆い隠すように塗るだけでは、本当の意味で寿命を延ばすことにはなりません。見かけは直っていても、内部で腐食が進行するようになります。外壁塗装を蔑ろにしているより、進行のスピードは遅くなるでしょう。とはいえ、根本的に改善したいなら、やはり建築資材を万全の状態にしてから塗ることがポイントです。少なくとも表面にあるクラック程度は、パテなどで十分に埋めておくことが基本です。それだけでも水が入りにくくなるので、結果的に塗料も剥がれ落ちにくくなるというわけです。